蛇足

ネタバレなしの映画感想やゲーム好き旅行好きの気ままな日々。

レディ・プレイヤー1(2018)

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もはや、映画の常識とは、となったこの映画ですが、VRって進化したらこんな感じになるのかも!という近未来的な話しであり、そしてそして日本のポップカルチャー目白押し!こんなにごちゃごちゃとしたネタが満載なのに最終的にスッキリまとめる!さすがスピルバーグですね(笑)

 OASISという仮想現実空間(VR)ゲームの中で、ゲームの創設者の遺言による莫大な財産を巡るSFアクション映画…になるのかな?ゲームだからなんでもできるというか、まるで日本のライトノベルでこんなのあったな、という印象ですが、こちらもきっちり原作のある由緒正しい映画です(?)正直、全部の元ネタ分かる人は余程のギークだと思います。私もニワカではあるものの、オタクになって20年以上は経ってますからね。パンピーよりは気づいたつもりではいますが、なんせ出てくるスピードが早すぎて目玉二個じゃ全然足りませんでしたよ。

事前情報を何も見ずに行ったのでキティちゃんとガンダムは出てくるって聞いてたぐらいだったんですが、しょっぱなからAKIRAのバイクが出てきて「あ、これニワカオタクが見る映画とちゃうんじゃ?」と本編始まってすぐにソワソワしたのは私です。 アサシンクリードで何を学んだというのか!(←ゲームの知識知らずに見て撃沈した)

さすがスピルバーグということで、車はデロリアンだし、ティラノサウルス出てくるし、インディジョーンズやジョーズネタもあるし…日本のポップカルチャーだと鉄人28号マジンガーZは出てたよね…?瞬きすると見逃すくらい色々なキャラクターが出てて、もちろんスターウォーズネタもあった。視界に多く入ってきたのはミュータントタートルズだったけど…昔好きだったキャラクターに目がいくもんですな。

やっぱ日本人なのでメカゴジラ登場後のゴジラのテーマは感動しましたね!あ、悪役がメインでメカゴジラ乗ってるんだけど!!って(笑)その後のガンダム登場も面白かった。「俺はガンダムで行く!」って日本人のダイトウが言うんですが、本当に実写ガンダムなんですよ!違和感ないくらいCGが映画に組み込まれてました。動きも日本の特撮ロボットの動きを実によく表現できていたかと思います。これなら実写ガンダムがハリウッドで作成されるのも時間の問題だな…バンダイが許可すればだけど。そして3分しか動けないのにも笑った。ウルトラマンかいwwって。原作ではウルトラマンが出てくるらしいですね。そこは大人の事情があったのでしょうか。円谷プロはどうしたんでしょう。そんな感じでどうやってまとめるんだよと思ってたんですが、最後は綺麗にまとまってました。ゲームの世界がメインなので現実世界の俳優とゲームの世界のキャラがマッチできずに最後まで「ええと、この人があのキャラで…」とか考えてたんですが、最近の若い子はこの辺も柔軟に見れてしまうんだろうなと、こんなところで自分の歳を考えてしまった映画でした。

そして最後のエンディングロールで元ネタの特許関係者がズラーと並んでるのを見て「この特許交渉するだけで気が遠くなりそうだ」と一気に現実に戻されたのでした。

楽しい映画でしたが、DVDになったらコンマ1秒送りで見たいですね。