蛇足

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保険証はいりません

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ありがたいことに、日本で生を受けてから早何十年…大きな病気にもならずにここまで過ごしてきましたが、最近、風疹やら麻疹が日本で流行りだしていると言うではありませんか。今の子供は必ず2回ワクチンを打つので抗体ができているのですが、私の世代は1回しか打たなかった所謂「免疫空白世代」というやつです。ずっと打ちに行かなきゃ…と数年思っていたのですが、今回、ようやく重い腰を上げて打ちに行ってきました。

病院に行くのって、気合いを入れねば行けない場所ですね。事前に電話でMRワクチンを接種したいことを伝え、土曜診療をしてくれる病院へ。働いてる人に土曜診療の病院は貴重です。

いつもの癖で受付で保険証を取り出そうとしたら「今回は保険証はいりません」と言われ、そこでようやく「おや、これだけ接種を推奨しているのに、自費診療なのか」と気づいたわけです。その次に「やばい、持ち合わせの現金が無いぞ」でした(笑)保険が効かないと気づくと途端にソワソワしてしまいますね。

最初に値段を確認してから病院に行けばよかったと、自分の無計画っぷりに絶望しつつ、それでも診察してくれて1万弱は良心的な値段だなと思いました。最後はスマホに忍ばせてた虎の子の1万を取り出して事なきを得たのでした。

しかし保険の無いアメリカはこんな気分を毎回味わっているのかと、日本に産まれて良かったなと思った日でもありました。

妊娠を希望している女性は自治体によっては抗体検査が無料や、補助が出る所もあるそうです。ただ、私のように、その予定のない喪女は検査受ける過程が面倒ですし、検査で抗体が無ければ、検査料+ワクチン代を支払わなければいけません。

そもそもが1回世代なので、検査せずに最初から打ってしまえ、と考えたわけです。

ワクチン自体はインフルエンザワクチンと違って全然痛くありませんでした。こんなにサクっと終わるなら、もっと早く打てばよかったと思ったくらいです。

ただ、値段、お前は別だ。1万かかるなら、もっと覚悟して行けばよかった(笑)

それでも、これで妊婦さんに迷惑かけずにすむなぁと思いながら過ごせることができるので、しばらくは安心です。

1万払って抗体できなかったら泣くぞ。